2012年10月13日 さとmoriあそび 手稲山できのこ探しちゃおう! [活動報告]
さと川、初のキノコです!これまでタネを拾いながらとか、ササを刈りながら、何だか美味そうなキノコがあるなあ、って思いつつも毒かも知れないと思えば食えず、そのうち良く分かっている人に案内してもらって、たくさんいただきたいと思っていましたが、このたびNPO藻岩山きのこ観察会の協力を得て、子どもゆめ基金の助成でついに実現しました!
まずは手稲コミセンでキノコとは一体何なのか、森ではどんな役割を担っているのか等、お話を聴きました。ただ美味しかったり毒があったりするだけぢゃないんですね。キノコなどの菌類が、森での物質循環の中の一部を担い、森を活性化する(枯れ木などを分解して土を豊かにする)ために重要であることも教えてもらいました。
今回講師をしていただいたNPO藻岩山きのこ観察会の山川泰弘さんです。
主にきのこの種類について教えていただき、同定していただいたNPO藻岩山きのこ観察会の佐々木強さんです。
今年は暑い夏が遅くまで続いたため、9月に出てくる秋口のきのこが、今頃出ているそうです。
(例年であればこの時期、早いキノコと遅いキノコの狭間で、あまり良い時期ではないとのこと)
お話を聴いて、今までとキノコの見方が変わったところで、さっそく秋のカッコウの森に行きます。
歩きながらあっちこっちでキノコを見つけます。
あの、この美味しそうなキノコ、何ですか?
ほら、こんなキノコ採ったよ~
わ~美味しそうだね~ それ何? アシグロっている美味しいダシが取れる食べられないキノコだって。
飽きてきても、森には遊び道具が無尽蔵。。。
さて、採れたキノコたちの一部です。
お馴染み 落葉きのこ「ハナイグチ」です。美味いですよね~点々と残っているカラマツのお陰です。
そしてこれもカラマツ林にしか出ない「シロヌメリイグチ」 傷み易いですが、美味しいです。
こちらもお馴染み ボリボリ「ナラタケ」です。美味いです。
大きいのは「アシグロ」です。美味しいダシが取れるそうです。
枯れ枝に変わったキノコが並んでいました!「アカチシオダケ」です。
傘に傷を付けると血のような赤い汁がしたたります。。。
これもキノコです。枯れ枝によく付いている「サカズキカワラダケ」白くて綺麗な盃のよう
こちらは毒きのこで有名な「ベニテングダケ」 同じく毒きのこの「テングダケ」ともたくさん生えてました。
さてたくさん集めたきのこ、佐々木さんに教えてもらいながら種類ごとに分けていきます。
佐々木さんがきのこを同定してくれました。
それぞれのきのこの特徴、似ているきのこ、見分け方、気をつけることなどを教えてくれます。
名前を付けられたきのこだけで22種類ありました。きのこにとっても詳しい佐々木さんでも分かりにくいキノコや名前のついていないキノコがまだまだたくさんあるそうです。
子どもたちはまたまた何やら見つけて遊び始めました。。。
さておなかも空いたので、戻りましょう。
林の中には何やら網が仕掛けてあります。落ちてくるタネを捉える1㎡の「シードトラップ」です。
毎年同じところに仕掛けて、どんなタネが落ちてきているのか調べています。11月には回収して数を数えます。樹のタネは毎年実らないこと、それぞれどれくらいのタネを落とすのか、面白い調査結果が出ています。
さてさてコミセンに戻ってお昼ご飯です!先週の下見で採ったキノコ入りの「きのこ汁」!
うわあ、美味そうだ!
みんなで美味しくいただきました。
たくさん教えていただいたNPO藻岩山きのこ観察会の佐々木強さん、山川泰弘さん、ありがとうございました。
来年は違う時期にやってみたいな。
見つけたきのこの紹介は、生きものBlogの方で行なうつもりです・・・(^。^;)
いつまでも、美味しいきのこ、枯れ木や枯葉を分解するきのこたちがたくさんあって、たくさんの生きものが暮らすことができる手稲山の森を大切にしていきましょうね。
この活動は「子どもゆめ基金」の助成により実施されました。
(局長S)
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