2012/2/11/12 さとmoriあそび8 イグルー作りとスノーキャンドルinパラダイスヒュッテ [活動報告]

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参加者 大人13名 子ども 5名  計18名
イグルーつくりとスノーキャンドルinパラダイスヒュッテです。
イグルー作りは2回目で昨年に引き続きですが、今回はバージョンアップした様子。設計図の段階でかなり力が入っていました。力作です。
キャンドルですが、NPO法人公園ネットワークさんが1995年の関東大震災の復興を願って始められたイベント「冬の街にスノーキャンドルの灯りを灯そう」に今年も参加させていただく形で行いました。昨年の東日本大震災においても多くの方が犠牲となられ、そのご冥福をお祈りする意味でも参加できることに感謝したいと思っていました。
私たちがいつも通う手稲山の奥にある山小屋で、スノーキャンドルと手作りのキャンドルをともして幻想的に浮かび上がったイグルーを見ながら、一日も早い復興を願わずにはいられませんでした。

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イグルーですが、二手に分かれて始められたようです。

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同時進行ですね。

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開通の様子。

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完成の図です。なんと2棟つなげたバージョンだったんですね。
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通路から風がヒューヒュー入ってきて中はなかなか寒いということで、入り口に壁まで作っちゃったようです。

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夜はこんな感じで、きれいでした。

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パラダイスヒュッテをバックに。

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手稲の街なみ。

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手作りキャンドルです。

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これはみんなで作ったキャンドル。
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頑張ってたくさん作ったんです。みんなありがとう。

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晩御飯の様子。鹿肉シチューや美味しいごちそういっぱい。


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次の日の朝ごはん。

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アイスも作りました。これ美味しかった~。

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朝食後はそりでいっぱい遊びました。

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2012/1/15 さとmoriあそび7 手稲山麓の林で生き物探し&たねソーティング [活動報告]

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参加者 大人11名 子ども4名  計15名
場所 手稲山 稲雲の森

今日は冬の森で生き物さがしと冬のあそび。午後からはタネのソーティングです。

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森に入る前にウオーミングアップを兼ねてアイスブレイク。みんなで輪になって始めます。

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生き物さがしはフイールドビンゴで。
動物の足跡や、動物のフン。クマゲラが見られましたが、食事の痕跡もくっきりとみられました。
ツルや、冬芽もありました。

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そり遊びも毎年のことですが、ここでなければ味わえないスリルがあり、大人も子どもも楽しめます。

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昼食後手稲コミニュティーセンターへ戻って、タネのソーティング。
細かな作業ですがみんなで頑張りました。
統計をとってまとめる予定です。

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2012/2/17 松葉幼稚園木育プログラム「この木どんな木?木のスプーンづくり」 [ミニ活動報告]

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2月17日 松葉幼稚園で木育プログラムを行いました。
ねらいは「幼稚園に導入された木製遊具に使用されている木について知ってもらうことで、興味を持ちそのつながりを知ってもらう」です。
年長園児60名に約1時間のプログラムということで、とても難しさを感じましたが、講師に鈴木さんを迎え、また後藤さんにもマイスターとしてお手伝いいただいたお蔭で、無事行うことができました。
構成としては、前半にさと川から鈴木さんが木のタネを用いての木育講座。
いつも見ていた身近なものが実は植物の種だったんだ!という発見もあり、子ども達が歓声を上げたり積極的に持ってきた種などに触れたりしてくれたことが良かったと思っています。
無邪気に驚いたり質問に答えてくれたり楽しんでくれたのではないかと思っています。

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後半は2クラスに分かれて、木のスプーンづくり。
さと川から木育マイスターの後藤さんと別々に分かれ、少しの時間でしたが木についてのお話をしたあと、工程の説明をしてやってもらいました。
今回、さくらとぶなの2種類のスプーンを作りましたが、幼稚園の方の提案で絵付けをしたいとの要望があり、水性マーカーで書きましたが、個性がでてとてもかわいらしく、とても良かったと思いました。
エゴマ油で仕上げをして終了しました。

子どもたちが家に持ち帰って、いつも使っているスプーンと自分で作ったスプーンで食べ比べをしたり、教室でも少しやってみましたが、ほっぺにあてて感じる温かさや木の香りの違いを、少しでも感じてもらえたら嬉しいなと思いました。

今回のプログラムを通しまして、沢山の方にお世話になりました。道庁の方々、松葉幼稚園の方々、講師や木育マイスターの方々のご協力がなければ実現できませんでした。
本当にありがとうございました。
個人的に振り返ったとき、一番自分が楽しんでいたことに気が付き、楽しい一日を過ごさせていただけたことに感謝しています。

2011/12/3  さと川  生き物ソーティング! [活動報告]

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さと川探検隊では、手稲の自然を守り育てる観点から、詳細な調査による生き物モニタリングを行っています。今日は生き物ソーティング(種類別に分けて同定)を行います。
川の生き物たちはどれ位いて、それはどの川のどのあたりに一番多く生息しているのか、その川は健全で生き物達にとって住みよい川なのか、考えるきかっけにもなると思います。

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ざりがに探偵団の齋藤和範先生を講師にお迎えしました。楽しくて興味深いお話もたくさん聞けそうです。

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細かい作業ですが、ピンセットで分別します。

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カゲロウの仲間

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このごちゃごちゃを分別します。

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拡大してみると、エラや足の本数などよくわかります。

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ソーティングは地道な作業ですが、今回は齋藤先生が絶え間なく水生昆虫やその生息環境のことなどをお話してくださっていて、お蔭で本当に楽しい一日になりました。
生き物の観察や採取を行うとき、そこにある植物や地形などの環境をじっくり観察することも大切な事だということもわかりました。





2011年 11月3日 木育イクメン!~疲れたパパも木や森に癒されちゃおう!~ [活動報告]

日時:11月3日(木・祝)10:00~16:30
場所:石狩市総合保健センター(りんくる)・美登位創作の家
参加人数:21名(8家族)

今年度の石狩市の子育て支援のテーマ「「イクメン」木育」のコラボレーションです。
子育て支援課Mさんからイクメンプロジェクトについてお話がありました。進行はさと川スタッフG
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★木育イクメンのねらい・コンセプト★
●育児中の父親は仕事も忙しく、責任も重いストレスの多い世代が多いため木や森に触れることで疲れたお父さんが癒され子どもと楽しむことができる。
●今まで森や林おもいっきり遊びたいなあ、と思っていたお父さんが自然に親しむ機会を企画を通して提供する。
●子どもの頃から森や木に触れることは五感を育むことにつながるとことから北海道発信の「木育」というキーワードから子育てについて親子で楽しく学ぶ。

さて、午前の部は石狩市総合保健センターで屋内木育プログラムです。
講師は木工デザイナーの煙山泰子先生です。
作品を少し紹介します。

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さて、最初はウォーミングアップ「五感スイッチ」目をつぶってみて!おもしろい音がしますよ~~
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次に「木の玉手箱」です。なにが入っているのかな。わくわく!!
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まずは木をじっくり観察してみます。「ねんりん」て知ってる?
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それから木のがらがらを振ってみます。使っている木の種類で音が違うんだね!
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木のマグネット作り。ヤスリでスベスベにしたマグネットを焼きペンで自分のマークをつけて、クルミをくるんだガーゼをこすりつけ、お化粧します。クルミから程よい油が出て、良い色に!
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午後からは明治33年に建てられた美登位創作の家(旧美登位小学校)へバスで移動します。赤い屋根がかわいらしいです。
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お昼を食べたら屋外プログラムのはじまりです。パパと子どもは校庭の林でビンゴカードを使って、葉っぱと種さがしをします。講師は言わずと知れた手稲さと川探検隊代表鈴木玲さん。
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さあ、パパと葉っぱや種を探してみるぞ~~!風で飛ばされ旅する種、鳥が食べてフンの中にまぎれて旅する種、いろいろあるんだね。
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その頃ママたちは、ミニ珈琲教室と称し、横井珈琲店横井力さんから中米の小さな村の珈琲農家の家族の姿、生活についてお話いただきました。現地ではお父さんが元気に働いているときに一番子どもたちがとても嬉しそうにしていて、家族が幸せなんだとか・・・。自慢の珈琲豆が高い評価をうけたときのお父さんの誇らしげな顔が印象的だそうです。なんだか、今の日本が忘れかけている姿があるように感じました。
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その頃秋晴れの校庭では、カエデの種蒔きがおわり・・・・
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小枝に刺したマシュマロを焼いたり、焼き芋をたべたり・・入れたて珈琲も!パパお疲れ様!
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クライマックスは木造の体育館でおたのしみ劇場ガウチョスさんによる人形劇です。一度観たら大人も夢中になってしまう不思議な魅力の劇団です。演目は「三毛猫ニャン太のラブアタック」と
優しいパパが登場する「こまめちゃん」です。
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さあ、小春日和の一日も夕暮れです。さよならの時間です。
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きょういちにち、たのしかったね!おつかれさまでした。


















2011年10月23日(日)さとmoriあそび7手稲山麓で種取り&葉っぱラミネート [活動報告]

熊多数出没情報が飛び交うそんな秋の一日。
手稲の山もすっかり色づき美しく輝いています。
そんな葉っぱや種を採取して、ラミネートで見本を作ろう!ということで、山へ出発しました。

子ども達には声をいっぱい出してもらうことにして・・・。

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今日はスタッフ6名(子一人)と会員の伊藤さん父子、そして北大大学院生の正田君で参加。
落ち葉がいっぱい絨毯の様に広がっていました。ふわふわで何とも言えない感触。

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みんなでゆらゆら歩きながら午後からラミネートする葉っぱを拾いました。

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ヒメマイマイ

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スタッフの沼田さんがシードトラップを仕掛けてくれていてそれも回収。種入っています。
これもあとで数える。

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お昼にはスタッフ山木さんのモツ鍋が!美味しすぎ。

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午後からラミネート作業。

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乾かしてから機械にかけます。

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新聞で水分を取って更に乾かします。

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きれいですね。

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並べてみました。


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ゆったりと森を歩いて雨降ってましたがそれもまた森の中では情緒があってよい感じでした。
これから葉っぱはみんな落ちてしまって、そして雪が降り積もって、森の様子も変わってきます。
季節ごとの楽しみをその都度満喫できたらいいなと思いました。




さとkawaあそび6 手稲山麓 川の生き物さがし [活動報告]

手稲山麓 生き物さがし。 今日は中の川と三樽別川をじっくり、ゆっくり楽しもうということで始まりましたが・・・・

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あいにくの雨模様。
雨はめずらしいのです。いつもカラッと晴れるのに・・。でもまだ小雨。祈るような気持ちで活動開始。

参加者は大人7人子ども8人スタッフ8人+学生スタッフ1名計24名です。
新規参加者は3組。皆さんこの日の装備は万全でした。本当に好きで来て下さったんだなと感じました。
雨が降っていても関係ないんですね。嬉しかったです!

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中の川でも本当は川に入ってもらいたかったのですが、やはり雨の影響で生き物が少なかったのと、雨が激しくなってきたので、予めスタッフが採集しておいた生き物を見て観察してもらう事にしました。
姫田さんが詳しく生態について話します。

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マメシジミ

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ここでよく見られる水中昆虫ですが、トビケラやカゲロウの仲間、トンボの幼生などです。
石の下や隙間にいる種類や(クロマダラカゲロウやアカマダラカゲロウ)、泳ぎを得意とするもの(チラカゲロウやモンカゲロウ)などがいます。
小さい生き物なのでじっくり観察することで細かなところの違いが見えてきます。
例えばあごの形やエラの大きさ、とげの有無、背中に入る白い線や尾の数などなど・・・。知れば知る程奥深いと感じます。


ここから三樽別川に移動し、川に入ります。
ここでも生き物さがし。川の特徴や形状が違うため、また違った生き物も探すことができます。
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ハナカジカ

今日採取、または見られた生き物

(中の川)ウキゴリ・イバラトミヨ・スジエビ・ヌマエビ・モクズカニ・アメンボ・ヨコエビ・ミズカマキリ

(三樽別川)ハナカジカ・サッポロマイマイ・エゾマイマイ・ヒメマイマイ・オカモノアラガイ


カタツムリは活発に活動していました。
いつもより雨で活き活きしているように見えます。

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エゾマイマイ


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川から帰ってきて昼食の時間。今日はちゃんちゃん焼をみんなでいただきます。
手稲コミュ二ティーセンターに移動しました。

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いい香り。美味しそう・・・。
もうそろそろサケが手稲近郊の川に上がってくる季節になりましたね。


今日はいつもより多めに観察の時間を取っていただけに、天気が思わしくなくその点では残念でしたが、カタツムリの珍しい生態にも触れ知ることができました。また次回の観察会での多くの発見を期待したいと思います。

次回の活動は10月23日の予定です。
詳細が決まりましたらホームページの中でもご案内しますのでそちらもご覧ください。






さとkawa&さとmoriあそび5 星置川の数万年 地形の変遷とざわめく川の生きもの [活動報告]

今回の活動報告は さとkawa&さとmoriあそび“5”
コープさっぽろ共済企画“第3弾”「星置川の数万年 地形の変遷とざわめく川の生きもの」 です。
 
今回スペシャル講師として宏さん(元筑波大学教授池田先生)と美佐子さんを迎え
星置川と地形の変遷を見ていきます。
 
星置の滝→星置神社→星置会館と歩いて、星置の地形を体感し、
数キロメートルと数万年の旅に出てみましょう。
 
その後に砂を用いた実験水路で星置の地形の成り立ちを勉強します。
 
 
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まずは星置会館で集合です。
今回は星置会館にお世話になりました。
 
 
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今回の講師は宏さんです。
 
 
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(カシミール3Dにより作成)
これは星置の沖から手稲山を見た地形です。地形とは地面の高い低いなどの形です。
ここ星置では山地と平地の間に扇状地と呼ばれる緩い傾斜の土地があります。
 
扇状地とは山側を基点に扇型(扇子を開いた形)をしているため、そう呼ばれています。
川によって山側が削られその土砂が平地側に堆積する作用により作られます。
 
基点の部分を扇頂といい星置の滝付近です。扇状地の平野側の縁を扇端といいJRの走っているあたりです。
 
 
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(カシミール3Dにより作成)
これは星置扇状地の南北断面です。
星置の滝から左側が山地、
星置神社から右側が平地で、
星置の滝から星置神社までが扇状地です。
 
山地の急斜面から緩い扇状地の斜面、崖があって平地になります。
手稲西小学校付近は標高70m、星置に滝は10mほど低い谷になっている。
そして星置神社の北側は高さ20m程度の崖になっている。
その北側は標高4~7mの平地になっている。
 
 
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手稲西小学校付近のパンダ池(幅広水路)に移動。
今日は4km歩くので体と心をほぐしウォームアップです。
 
 
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星置の滝です。
 
 
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近づいたところ
ここは安山岩と呼ばれる火山でできた熔岩が固まった岩でできています。
岩は硬いのですが川により少しずつ削られて後退し、滝は上流側に移動します。
 
岩は崩れて石になり、石は角が削れて丸くなり石ころになります。
丸い石は川の作用など水とのかかわりで作られます。
 
 
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石ころなどが堆積してできた扇状地の緩斜面を下ります。
100m進むと5mくらい低くなる下り坂です。
 
 
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扇状地から山を見上げるとこんな感じ。
 
 
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左の5号線と右のJRの線路の間が20mの崖になっています。
 
 
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星置神社到着
 
 
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星置神社から海側(星置会館側)を見たところです。
5号線の向こう側が平地になっています。
 
実はこの5号線より先は6000年前には海になっていた。
崖は波によって削られてできたのです。
6000年前の人はここから海を見渡していたんですね。
 
 
ここで時間をさかのぼってみてみましょう。
 
 
◇今から3~2万年前
気温が7~8℃低く、氷河期になっていた。
海の水が蒸発し、雪となって陸に降り、大陸の上に巨大な氷床として蓄えられた、
その分海の水が減って海面は今より120mも低かった(ちなみに現在南極ある氷床がすべて解けると海面は60m上昇するといわれている)。
このため、海岸は今より遥かに沖に退いていた (海退) 。
山地は特に寒く木が育たないため森はなくなっていた。
そして森のない山からは大量の土砂が流出していた。この土砂により星置の扇状地が作られた。
 
 
◇今から6000年前
今度は気温が上昇し今より1~2℃気温が高くなり、海面は今より2~3m高くなった。
このとき星置駅まで海となっていて、波によって扇状地が削られて今の駅の南側の崖になった。
星置駅は当時の波打ち際だったのです。
このころから現在までは温暖な時期で、手稲の山は森になった。
このため、山から出る土砂が少なくなって星置川は扇状地を削り谷を作ったのです。
  
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JRの橋
ここは6000年前は海だった。
 
 
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星置会館手前まで来て山を振り返る。
今は森に覆われた手稲山、2万年前は森がなかったんだ。
どんな感じに見えていたんだろう。
 
 
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川で生き物探し。この辺を星置川が流れるようになったのは、ほんの30年くらい前のことなんだ。
 
 
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ヌマチチブ
 
今回確認した生き物は
ヤツメウナギ(幼生)
ヤマメ
ヌマチチブ
ウキゴリ
カンキョウカジカ
モクズガニ
スジエビ
カワニナ
コオニヤンマ(ヤゴ)
 
 
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星置の歴史の説明
6000年前は星置扇状地から砂丘がのびて紅葉山砂丘になっていた。
そして、ここが当時の海岸線だった。
今は銭函から石狩砂丘がのびて海岸線になっている。
 
 
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扇状地の形成を再現。子どもも大人も真剣に見ていました。
石(砂)が上流から流れてくると扇状地が広がっていきます(2万年前)。
石(砂)が上流から流れてこなくなると扇状地が削られて谷ができます(6000年前から現在)。
 
 
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手稲の山々を背景に記念写真。
 
 
今回は数万年の歴史の中で
星置の扇状地、星置駅の南の崖や現在の星置川についてみてきました。
宏さんの言う「ほんの数万年前」の風景を想像するのも面白いですね。

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2011/7/30~31さとmori&さとkawaあそび4川の生きもの探しとコウモリナイトinパラダイスヒュッテ [活動報告]

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今回はコープさっぽろ共催企画の第2弾 川流れとコウモリナイトです。普段なかなか貴重なお話も聞けるかもしれない2日間。講師に北海道大学大学院農学研究科 農学博士の赤坂卓美さんをお迎えしコウモリの実態や夜の森への観察会などを行います。

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午前中は恒例の星置川にて生きもの探し。
参加者は小学生19名大人17名スタッフ9名啓35名でした。新規で来て下さったのは4家族でした。

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今回川の生きもの探しで見られた生きものは、ウグイ・ウキゴリ・シマウキゴリ・トウヨウヨシノボリ・ヤツメウナギ(アンモシーテス幼生)・フクドジョウ・ドジョウ・モクズカニ・モイワサナエ(ヤゴ)・ムカシトンボ(ヤゴ)・オオカワトンボ・ハンノキハムシでした。

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共催のコープさっぽろの谷本さんと北大大学院のボランティアスタッフ五十嵐君

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生き物の説明を聞きます。真剣です。

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オオカワトンボ

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そしていよいよ川流れ開始~。安全面の注意事項などを聞いた後早速川へ入ります。
初めての子もいれば何度目かで慣れている子もさまざまです。

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流れてます。

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怖くてしがみついてますが・・

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沈んでいます・・

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流れています。

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寒かったけど何度も挑戦!

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救助の仕方・され方をスタッフNさんが教えてくれました。
初めてでもみんなだんだん慣れてきて結局みんな水に浸かって流れましたね。
最後は寒そうでしたが、楽しそうでした~。

14時にいったん終了し、その後宿泊先のパラダイスヒュッテに移動しました。

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まずは夜のコウモリ探しに備えて、コウモリスケッチです。どんな生きものなのか想像して絵に描いてみます。実際にじっくりとコウモリを見たことは意外とないと思うのでまずは想像やイメージで思い出してみます。

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コウモリ探しに使うバットディデクター。これはコウモリの超音波を人間の聞こえる音に変換してくれる優れもの。

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コウモリ観察会の講師 赤坂さん。コウモリについてのお話や剥製を持ってきてくれました。お話面白かったです。主に観察時に使う道具の説明、子ども達からの質問にも沢山答えてくれました。わからないことだらけでしたよね。誤解されている事や誤ったイメージがある事、コウモリを素手で触らない事やもし見つけたらすぐに教えて欲しいと言うことでした。剥製は何種類もあってそれぞれに特長があり非常に興味深いものでした。

ここで初めても方もいるのでここで自己紹介。
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今回の共催コープさっぽろの平さん

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夕食は鹿シチューでした。スタッフYさんとスタッフGさんありがとうございました。美味しかったです。

夕食後いよいよコウモリ観察会に出発!!

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怪しすぎるウサギコウモリさんが夜の森の注意事項を。

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夜の森はスリル満点。楽しかったです。
まずはナイトウォーク。虫探しも楽しい。手探り状態。バットデディクターを持っている人は慎重に耳を傾けて。コウモリをびっくりさせない様大きい声出さないようにします。
少し歩いたところで早速超音波を探知!ぱたぱたぱた・・・と聞こえる!そこらへんにいる感じがわかります。みんな興奮~!

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探しながらカッコウも森到着。ここでちょっと休憩。夜の森で懐中電灯を消して耳を済ませて見ました。こんな体験なかなか出来ない。夜の音が聞こえましたね。

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赤坂さんや山中さん、五十嵐君たちが蚊帳を設置して、コウモリが飛ぶ姿を見せてくれました。蚊帳の中には4匹ほど、しがみついたり飛び回ったり。
かごの中には更に4匹ほど入っていました。こんな短時間で。沢山いるんだと言うことがわかりました。
じっくり観察できました。

91466011_org.jpg 本当に可愛い顔しています。羽のように見える部分は皮膚です。 足の指数えてみたり、じっくり観察。 それとどんな動物もそうですが、野生動物は絶対に素手でさわらない様とお話がありました。 名残惜しいですが、沢山観察して最後に全部逃がします。楽しかった! 91475154_org.jpg 小屋に戻って、読み聞かせ。会員のSさん、いつもありがとうございます。子ども達は寝る時間です。 91475691_org.jpg 翌朝の散策。発見色々。 91475820_org.jpg 91475691_org.jpg 朝は天気が良くてとっても気持ちが良かったです。 91476165_org.jpg 朝食はホットドックとスープ。美味しかった~。 91476294_org.jpg 最後に昨日実際見たコウモリを思い出してスケッチしてもらいました。みんな上手ですね。特長が良く描けていました。本物見ると違いますね! 91476749_org.jpg 2日間の活動期間中、沢山の発見と体験満載でした。 夏休み中の子ども達も、オトナ達も、興奮しきりでしたね。 沢山の方のご協力とご理解あってこそでした。 初めて参加してくださった皆様にも本当に感謝しています。これからこの機会を縁に、ご一緒したいと思っております。是非またのご参加お待ちしております!! IMG_0144.JPG 実は去る7月29日にエルプラザで「子どもも遊びと大人の関わり」と言う講演会があり、その講演会の時間内にホールで、子どもの自然体験活動をしている団体のパネル展示があり、手稲さと川探検隊も展示しました。 IMG_0145.JPG その際、今回はいつも参加してくれている会員の子ども達に普段の活動で見たり捕まえたりした生き物の絵を描いてもらうことにしました。快く賛同してくれてとっても嬉しかったです。 どの絵も、素直で、優しくて、楽しくて、純粋でそして力強く、見ていて本当に感動しました。 IMG_0146.JPG パネル展には沢山の人が見に来ていて、絵をジーッと覗き込んでみている人が沢山いました。 本当にご協力ありがとうございました

2011/7/2 さとkawaあそび2初夏の手稲山麓川の生きもの探しin星置川 [活動報告]

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星置川での生きもの探しです。水温もまずまず。気持ちよく川に入れました。
参加者は未就学2名低学年6名高学年5名大人14名スタッフ9名の全36名。初参加が5組でした。

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網でヤマメも捕りました。足元に沢山いるんですが捕まえるのはなかなか難しい。モクズカニもいました。
みんなで並んで待ち伏せ作戦も試みましたが、こちらは失敗。残念でした。

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魚とりの様子。
深いところは大人の腰の辺りまであります。この日は水に入って寒くも無く調度良い水温だったような気がします。

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のぞみ先生。詳しいのでいろいろ教えてくれます。

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ハナカジカ

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ヤマメ
主にこの辺りではイバラトミヨ・ヌマチチブ・ウキゴリ・ハナカジカ・モクズカニ・スナヤツメなどが生息しています。
流れの緩やかな部分で、草が覆いかぶさっているようなところがねらい目です。
ガサガサのコツがわかると比較的簡単に捕まえられます。

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いつも参加してくれる子ども達。水にはもう慣れっこです。

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子ども・・・みたいなカメラマンスタッフSさん。

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以前スタッフとして活躍してくれていた大塚さん。

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今回の生きもの探しは単純に川遊びを満喫できた様な気がして楽しかったです。
初参加の方達も楽しんでいただけた様子。子ども達は帰る直前まで川に入っていました。

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スタッフHさんが魚の説明をします。


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最後にさっぽろ自然調査館の渡辺さんから虫の工作キッドのプレゼントがあり。思いがけず嬉しい。
楽しい生きもの探しでした。
みなさん、お疲れ様でした。

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この背中は素晴らしいですね。誰でしょうか。ヒント・お魚に詳しい。

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この日は実はこの後、スタッフと会員のみのパラダイス宿泊でした。

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スタッフNさんと、スタッフYさんの美味しい料理が楽しみで泊まりに来ていると言っても良い位。
いつもありがとうございます!

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夜はまったりした後、次の日は植樹のための苗つくりをして2日間は終了。

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いつもここに来ると大きく深呼吸してまずは体の中の空気の入れ替えをします。
車の排気ガスの無い澄んだ空気はとっても美味しい。

小屋までの細い小さな道を歩きながら、足元に目をやると小さな花があちこちに転々と咲いています。良く見ないと見逃してしまうような小さな花達。でもこれが、ここに来て良かったと思わせてくれる存在でもあるのでした。
重い荷物を背負いながらじーっと見つめているとちょっと優しい気持ちになれたりします。

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