さとkawaあそび6 手稲山麓 川の生き物さがし [活動報告]
手稲山麓 生き物さがし。 今日は中の川と三樽別川をじっくり、ゆっくり楽しもうということで始まりましたが・・・・
あいにくの雨模様。
雨はめずらしいのです。いつもカラッと晴れるのに・・。でもまだ小雨。祈るような気持ちで活動開始。
参加者は大人7人子ども8人スタッフ8人+学生スタッフ1名計24名です。
新規参加者は3組。皆さんこの日の装備は万全でした。本当に好きで来て下さったんだなと感じました。
雨が降っていても関係ないんですね。嬉しかったです!
中の川でも本当は川に入ってもらいたかったのですが、やはり雨の影響で生き物が少なかったのと、雨が激しくなってきたので、予めスタッフが採集しておいた生き物を見て観察してもらう事にしました。
姫田さんが詳しく生態について話します。
マメシジミ
ここでよく見られる水中昆虫ですが、トビケラやカゲロウの仲間、トンボの幼生などです。
石の下や隙間にいる種類や(クロマダラカゲロウやアカマダラカゲロウ)、泳ぎを得意とするもの(チラカゲロウやモンカゲロウ)などがいます。
小さい生き物なのでじっくり観察することで細かなところの違いが見えてきます。
例えばあごの形やエラの大きさ、とげの有無、背中に入る白い線や尾の数などなど・・・。知れば知る程奥深いと感じます。
ここから三樽別川に移動し、川に入ります。
ここでも生き物さがし。川の特徴や形状が違うため、また違った生き物も探すことができます。
ハナカジカ
今日採取、または見られた生き物
(中の川)ウキゴリ・イバラトミヨ・スジエビ・ヌマエビ・モクズカニ・アメンボ・ヨコエビ・ミズカマキリ
(三樽別川)ハナカジカ・サッポロマイマイ・エゾマイマイ・ヒメマイマイ・オカモノアラガイ
カタツムリは活発に活動していました。
いつもより雨で活き活きしているように見えます。
エゾマイマイ
川から帰ってきて昼食の時間。今日はちゃんちゃん焼をみんなでいただきます。
手稲コミュ二ティーセンターに移動しました。
いい香り。美味しそう・・・。
もうそろそろサケが手稲近郊の川に上がってくる季節になりましたね。
今日はいつもより多めに観察の時間を取っていただけに、天気が思わしくなくその点では残念でしたが、カタツムリの珍しい生態にも触れ知ることができました。また次回の観察会での多くの発見を期待したいと思います。
次回の活動は10月23日の予定です。
詳細が決まりましたらホームページの中でもご案内しますのでそちらもご覧ください。
あいにくの雨模様。
雨はめずらしいのです。いつもカラッと晴れるのに・・。でもまだ小雨。祈るような気持ちで活動開始。
参加者は大人7人子ども8人スタッフ8人+学生スタッフ1名計24名です。
新規参加者は3組。皆さんこの日の装備は万全でした。本当に好きで来て下さったんだなと感じました。
雨が降っていても関係ないんですね。嬉しかったです!
中の川でも本当は川に入ってもらいたかったのですが、やはり雨の影響で生き物が少なかったのと、雨が激しくなってきたので、予めスタッフが採集しておいた生き物を見て観察してもらう事にしました。
姫田さんが詳しく生態について話します。
マメシジミ
ここでよく見られる水中昆虫ですが、トビケラやカゲロウの仲間、トンボの幼生などです。
石の下や隙間にいる種類や(クロマダラカゲロウやアカマダラカゲロウ)、泳ぎを得意とするもの(チラカゲロウやモンカゲロウ)などがいます。
小さい生き物なのでじっくり観察することで細かなところの違いが見えてきます。
例えばあごの形やエラの大きさ、とげの有無、背中に入る白い線や尾の数などなど・・・。知れば知る程奥深いと感じます。
ここから三樽別川に移動し、川に入ります。
ここでも生き物さがし。川の特徴や形状が違うため、また違った生き物も探すことができます。
ハナカジカ
今日採取、または見られた生き物
(中の川)ウキゴリ・イバラトミヨ・スジエビ・ヌマエビ・モクズカニ・アメンボ・ヨコエビ・ミズカマキリ
(三樽別川)ハナカジカ・サッポロマイマイ・エゾマイマイ・ヒメマイマイ・オカモノアラガイ
カタツムリは活発に活動していました。
いつもより雨で活き活きしているように見えます。
エゾマイマイ
川から帰ってきて昼食の時間。今日はちゃんちゃん焼をみんなでいただきます。
手稲コミュ二ティーセンターに移動しました。
いい香り。美味しそう・・・。
もうそろそろサケが手稲近郊の川に上がってくる季節になりましたね。
今日はいつもより多めに観察の時間を取っていただけに、天気が思わしくなくその点では残念でしたが、カタツムリの珍しい生態にも触れ知ることができました。また次回の観察会での多くの発見を期待したいと思います。
次回の活動は10月23日の予定です。
詳細が決まりましたらホームページの中でもご案内しますのでそちらもご覧ください。
さとkawa&さとmoriあそび5 星置川の数万年 地形の変遷とざわめく川の生きもの [活動報告]
今回の活動報告は
さとkawa&さとmoriあそび“5”
コープさっぽろ共済企画“第3弾”「星置川の数万年 地形の変遷とざわめく川の生きもの」
です。
今回スペシャル講師として宏さん(元筑波大学教授池田先生)と美佐子さんを迎え
星置川と地形の変遷を見ていきます。
星置の滝→星置神社→星置会館と歩いて、星置の地形を体感し、
数キロメートルと数万年の旅に出てみましょう。
その後に砂を用いた実験水路で星置の地形の成り立ちを勉強します。
まずは星置会館で集合です。
今回は星置会館にお世話になりました。
今回の講師は宏さんです。
(カシミール3Dにより作成)
これは星置の沖から手稲山を見た地形です。地形とは地面の高い低いなどの形です。
ここ星置では山地と平地の間に扇状地と呼ばれる緩い傾斜の土地があります。
扇状地とは山側を基点に扇型(扇子を開いた形)をしているため、そう呼ばれています。
川によって山側が削られその土砂が平地側に堆積する作用により作られます。
基点の部分を扇頂といい星置の滝付近です。扇状地の平野側の縁を扇端といいJRの走っているあたりです。
(カシミール3Dにより作成)
これは星置扇状地の南北断面です。
星置の滝から左側が山地、
星置神社から右側が平地で、
星置の滝から星置神社までが扇状地です。
山地の急斜面から緩い扇状地の斜面、崖があって平地になります。
手稲西小学校付近は標高70m、星置に滝は10mほど低い谷になっている。
そして星置神社の北側は高さ20m程度の崖になっている。
その北側は標高4~7mの平地になっている。
手稲西小学校付近のパンダ池(幅広水路)に移動。
今日は4km歩くので体と心をほぐしウォームアップです。
星置の滝です。
近づいたところ
ここは安山岩と呼ばれる火山でできた熔岩が固まった岩でできています。
岩は硬いのですが川により少しずつ削られて後退し、滝は上流側に移動します。
岩は崩れて石になり、石は角が削れて丸くなり石ころになります。
丸い石は川の作用など水とのかかわりで作られます。
石ころなどが堆積してできた扇状地の緩斜面を下ります。
100m進むと5mくらい低くなる下り坂です。
扇状地から山を見上げるとこんな感じ。
左の5号線と右のJRの線路の間が20mの崖になっています。
星置神社到着
星置神社から海側(星置会館側)を見たところです。
5号線の向こう側が平地になっています。
実はこの5号線より先は6000年前には海になっていた。
崖は波によって削られてできたのです。
6000年前の人はここから海を見渡していたんですね。
ここで時間をさかのぼってみてみましょう。
◇今から3~2万年前
気温が7~8℃低く、氷河期になっていた。
海の水が蒸発し、雪となって陸に降り、大陸の上に巨大な氷床として蓄えられた、
その分海の水が減って海面は今より120mも低かった(ちなみに現在南極ある氷床がすべて解けると海面は60m上昇するといわれている)。
このため、海岸は今より遥かに沖に退いていた (海退) 。
山地は特に寒く木が育たないため森はなくなっていた。
そして森のない山からは大量の土砂が流出していた。この土砂により星置の扇状地が作られた。
◇今から6000年前
今度は気温が上昇し今より1~2℃気温が高くなり、海面は今より2~3m高くなった。
このとき星置駅まで海となっていて、波によって扇状地が削られて今の駅の南側の崖になった。
星置駅は当時の波打ち際だったのです。
このころから現在までは温暖な時期で、手稲の山は森になった。
このため、山から出る土砂が少なくなって星置川は扇状地を削り谷を作ったのです。
<
JRの橋
ここは6000年前は海だった。
星置会館手前まで来て山を振り返る。
今は森に覆われた手稲山、2万年前は森がなかったんだ。
どんな感じに見えていたんだろう。
川で生き物探し。この辺を星置川が流れるようになったのは、ほんの30年くらい前のことなんだ。
ヌマチチブ
今回確認した生き物は
ヤツメウナギ(幼生)
ヤマメ
ヌマチチブ
ウキゴリ
カンキョウカジカ
モクズガニ
スジエビ
カワニナ
コオニヤンマ(ヤゴ)
他
星置の歴史の説明
6000年前は星置扇状地から砂丘がのびて紅葉山砂丘になっていた。
そして、ここが当時の海岸線だった。
今は銭函から石狩砂丘がのびて海岸線になっている。
扇状地の形成を再現。子どもも大人も真剣に見ていました。
石(砂)が上流から流れてくると扇状地が広がっていきます(2万年前)。
石(砂)が上流から流れてこなくなると扇状地が削られて谷ができます(6000年前から現在)。
手稲の山々を背景に記念写真。
今回は数万年の歴史の中で
星置の扇状地、星置駅の南の崖や現在の星置川についてみてきました。
宏さんの言う「ほんの数万年前」の風景を想像するのも面白いですね。
2011/7/30~31さとmori&さとkawaあそび4川の生きもの探しとコウモリナイトinパラダイスヒュッテ [活動報告]
今回はコープさっぽろ共催企画の第2弾 川流れとコウモリナイトです。普段なかなか貴重なお話も聞けるかもしれない2日間。講師に北海道大学大学院農学研究科 農学博士の赤坂卓美さんをお迎えしコウモリの実態や夜の森への観察会などを行います。
午前中は恒例の星置川にて生きもの探し。
参加者は小学生19名大人17名スタッフ9名啓35名でした。新規で来て下さったのは4家族でした。
今回川の生きもの探しで見られた生きものは、ウグイ・ウキゴリ・シマウキゴリ・トウヨウヨシノボリ・ヤツメウナギ(アンモシーテス幼生)・フクドジョウ・ドジョウ・モクズカニ・モイワサナエ(ヤゴ)・ムカシトンボ(ヤゴ)・オオカワトンボ・ハンノキハムシでした。
共催のコープさっぽろの谷本さんと北大大学院のボランティアスタッフ五十嵐君
生き物の説明を聞きます。真剣です。
オオカワトンボ
そしていよいよ川流れ開始~。安全面の注意事項などを聞いた後早速川へ入ります。
初めての子もいれば何度目かで慣れている子もさまざまです。
流れてます。
怖くてしがみついてますが・・
沈んでいます・・
流れています。
寒かったけど何度も挑戦!
救助の仕方・され方をスタッフNさんが教えてくれました。
初めてでもみんなだんだん慣れてきて結局みんな水に浸かって流れましたね。
最後は寒そうでしたが、楽しそうでした~。
14時にいったん終了し、その後宿泊先のパラダイスヒュッテに移動しました。
まずは夜のコウモリ探しに備えて、コウモリスケッチです。どんな生きものなのか想像して絵に描いてみます。実際にじっくりとコウモリを見たことは意外とないと思うのでまずは想像やイメージで思い出してみます。
コウモリ探しに使うバットディデクター。これはコウモリの超音波を人間の聞こえる音に変換してくれる優れもの。
コウモリ観察会の講師 赤坂さん。コウモリについてのお話や剥製を持ってきてくれました。お話面白かったです。主に観察時に使う道具の説明、子ども達からの質問にも沢山答えてくれました。わからないことだらけでしたよね。誤解されている事や誤ったイメージがある事、コウモリを素手で触らない事やもし見つけたらすぐに教えて欲しいと言うことでした。剥製は何種類もあってそれぞれに特長があり非常に興味深いものでした。
ここで初めても方もいるのでここで自己紹介。
今回の共催コープさっぽろの平さん
夕食は鹿シチューでした。スタッフYさんとスタッフGさんありがとうございました。美味しかったです。
夕食後いよいよコウモリ観察会に出発!!
怪しすぎるウサギコウモリさんが夜の森の注意事項を。
夜の森はスリル満点。楽しかったです。
まずはナイトウォーク。虫探しも楽しい。手探り状態。バットデディクターを持っている人は慎重に耳を傾けて。コウモリをびっくりさせない様大きい声出さないようにします。
少し歩いたところで早速超音波を探知!ぱたぱたぱた・・・と聞こえる!そこらへんにいる感じがわかります。みんな興奮~!
探しながらカッコウも森到着。ここでちょっと休憩。夜の森で懐中電灯を消して耳を済ませて見ました。こんな体験なかなか出来ない。夜の音が聞こえましたね。
赤坂さんや山中さん、五十嵐君たちが蚊帳を設置して、コウモリが飛ぶ姿を見せてくれました。蚊帳の中には4匹ほど、しがみついたり飛び回ったり。
かごの中には更に4匹ほど入っていました。こんな短時間で。沢山いるんだと言うことがわかりました。
じっくり観察できました。
2011/7/2 さとkawaあそび2初夏の手稲山麓川の生きもの探しin星置川 [活動報告]
星置川での生きもの探しです。水温もまずまず。気持ちよく川に入れました。
参加者は未就学2名低学年6名高学年5名大人14名スタッフ9名の全36名。初参加が5組でした。
網でヤマメも捕りました。足元に沢山いるんですが捕まえるのはなかなか難しい。モクズカニもいました。
みんなで並んで待ち伏せ作戦も試みましたが、こちらは失敗。残念でした。
魚とりの様子。
深いところは大人の腰の辺りまであります。この日は水に入って寒くも無く調度良い水温だったような気がします。
のぞみ先生。詳しいのでいろいろ教えてくれます。
ハナカジカ
ヤマメ
主にこの辺りではイバラトミヨ・ヌマチチブ・ウキゴリ・ハナカジカ・モクズカニ・スナヤツメなどが生息しています。
流れの緩やかな部分で、草が覆いかぶさっているようなところがねらい目です。
ガサガサのコツがわかると比較的簡単に捕まえられます。
いつも参加してくれる子ども達。水にはもう慣れっこです。
子ども・・・みたいなカメラマンスタッフSさん。
以前スタッフとして活躍してくれていた大塚さん。
今回の生きもの探しは単純に川遊びを満喫できた様な気がして楽しかったです。
初参加の方達も楽しんでいただけた様子。子ども達は帰る直前まで川に入っていました。
スタッフHさんが魚の説明をします。
最後にさっぽろ自然調査館の渡辺さんから虫の工作キッドのプレゼントがあり。思いがけず嬉しい。
楽しい生きもの探しでした。
みなさん、お疲れ様でした。
この背中は素晴らしいですね。誰でしょうか。ヒント・お魚に詳しい。
この日は実はこの後、スタッフと会員のみのパラダイス宿泊でした。
スタッフNさんと、スタッフYさんの美味しい料理が楽しみで泊まりに来ていると言っても良い位。
いつもありがとうございます!
夜はまったりした後、次の日は植樹のための苗つくりをして2日間は終了。
いつもここに来ると大きく深呼吸してまずは体の中の空気の入れ替えをします。
車の排気ガスの無い澄んだ空気はとっても美味しい。
小屋までの細い小さな道を歩きながら、足元に目をやると小さな花があちこちに転々と咲いています。良く見ないと見逃してしまうような小さな花達。でもこれが、ここに来て良かったと思わせてくれる存在でもあるのでした。
重い荷物を背負いながらじーっと見つめているとちょっと優しい気持ちになれたりします。
2011/6/4さとkawaあそび4川の生きもの探し&ハルニレ種まき(コープ共催) [活動報告]
「さとkawaあそび4」川の生きもの探しとハルニレの種とり。今期、コープさっぽろさんの共催で行う活動を全3回予定しています。その第1回目です。コープさんの自然体験活動に対する積極的な取り組みにとても共感していますし、ご一緒させていただくことで、また新しく幅広く手稲さと川の存在をを知っていただく事が出来、その事で手稲の地域の方々が身近な自然や、親子での体験活動に今よりももっと感心を持ってくれるきっかけになると良いなと思っています。参加者はスタッフを入れて36名。初めて参加されたご家族も6組もいらっしゃいました。
コープさっぽろの平さんのお話の後、スタッフの紹介。北大環境科学院の渡辺さんと、専修短大の森本君2名の学生スタッフにも協力していただきました。
ハルニレの種ですが、実は今回種がまだ青くて蒔くには適していないと言う事が前日の下見で確認されました。
ただ、良い機会なので予定通りハルニレの木の所まで行き、種の様子等を観察したり、結果的には午後から蒔いてみました。初めての子ども達にとっては森作りの過程を知る良い機会だったと思っています。
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エゾハルゼミ
抜け殻
キンイロエビグモかな?綺麗だったので撮りました。
三樽別川で生きもの探し。
山に入る前に後藤さんが森林療法で体操を教えてくれました。
深呼吸すると気持ちが良くて、心も身体も解れていく様な気がします。
午後からの生きもの探しの様子。
イバラトミヨやスナヤツメ、ミズカマキリやモイワサナエ、ヨコエビなど川には沢山の生き物がいました。いつもの顔ぶれを見れると当たり前なんだけどなんだかほっとします。
川に入ると石の上はつるつる滑って転びそうになって、流れが速いとバランス取るのも結構大変。そんな中子どもは足を踏ん張ってぐらぐらしながらもその石を乗り越える。少しずつコツを覚えて気が付いたらどんどん上流の方へ登っていくし、靴がちょっと濡れるのも嫌がっていた子どもも、深い川ならもうあきらめもついて腰から下は浸かってしまった方が楽だなと思えてくる。
経験しなくちゃわからない事が沢山あるから、自然の中は面白いし奥深い。私自身教えられることなどほとんど無いので、子育てを「自然」にお願いしているだけ。木や川やムシ達やぷうんと香る葉のにおいですら感謝して止まなくなってきます。
2011.5.14 さとkawa&moriあそび 鳥の隠れ家探し~海まで歩いて鳥を知る! [活動報告]
桜の季節ですね~。(過ぎつつありますが)
春になって沢山の鳥達のさえずりの季節がやってきました。私達の住んでいる地域にはいったいどんな鳥が暮らしているのでしょうか。今回は森から海までの鳥を観察しながらその棲みかによってかわる鳥の変化や隠れ家を探してみようという事になりました。コースは、カッコウの森~三樽別川~中の川~新川~日本海。約10キロ。歩ききれるか?子ども達。奮起させるためにスタッフも知恵を絞り、鳥のチェックシートに加えてスタンプラリー形式のカードを作りました。各地点でシールを貼ってもらう様にしてゴールを目指します。
下見もばっちりだし、後はみんなの精神力のみ!
いざ、カッコウの森からスタートです!
もう春の花が眩しいくらいに咲いていました。
エゾエンゴサクとスミレ。
ニリンソウ
エンレイソウ
三樽別川に向かって歩き始め朝は沢山のさえずりが聞こえて気持ちがいい~。
ウグイス・キジバト・シジュウカラ・センダイムシクイ・ツツドリ・ヒヨドリ・メジロ・ヤブサメ・ルリビタキ等の鳴き声や姿が確認できました。
慣れてくると双眼鏡でもさっと探せるようになります。まれに肉眼の方が見やすかったりする事も。まれにですが。
エゾマイマイ。おおきい。
三樽別川では期待していたカワセミは確認できず。絶対見たい!!
①三樽別川緑地到着 桜が満開~きれいでした
あのとおーくにかすかーに見える(?)海まで歩きます。
②三樽別公園到着
住宅街では餌台等があってヒヨドリなどは馴染んでいる感じがしました。
ツバメの大群が見られたのも少し山を降りた住宅街でした。開けていて、川があって高架があって。この辺り30年くらい前はこんなに住宅はなく、山がもっと近かった場所です。川も降りて遊べる位でした。
聞いた話によると札幌ではツバメは営巣しないのではないかと言うことでした。ただ最近の温暖化の影響で変ってきているかも知れないとの事。
③そうこうしているうちにのぞみ公園到着
④三角公園到着 ここでお昼。止まるとちょっと寒い。でもお腹ぺこぺこ。ご飯食べると体が温まって元気がまた出てきます。かなり体力回復。みんな元気。
今回のチェックシートです。可愛いんです。これにシール貼ってもらいます。楽しいから子どももこのために頑張ってました。また続けていきたいな。笹森さん作ってくれてありがとうございました!
なんだかおしゃべりしたり、(もちろん鳥を探したり)しながら歩くって楽しい~。土手登ってたり、走り回ったり、無駄な体力いっぱい消耗。
この辺り、風がかなり強くなってきて顔がこわばってくるくらいでした。なので走った方が暖かいので次第に足どりもずんずん早くなっていく感じ。
⑤山口公園 このあたりでそろそろラストスパートです。
ご満悦
今回の最年少は一年生。凄くがんばっていました。ここが一番辛かったね。でもえらかった!
この辺りはもう風が物凄かったです。雨が少しぱらついていましたが天気雨のような感じ。
もう少しです。
そして・・・・・
うーーーーーーーーーーみーーーーーーーーーーーーーーー!
新川河口ゴーーーーーーーーーーール!!
最後のシール貼ってもらって、今日の目標達成です!
そして今回は山木さんが子ども達に内緒ごほうびを用意してくれていまして、こういうのも本当に嬉しいんですよね!ありがとうございます!
今回の鳥の情報の詳細は改めてホームページでお知らせしていけると思います。
そちらもまた良かったらご覧下さい。
2011.4.24(日)さとkawaあそび(1)第1回カエルの卵ソン [活動報告]
かつては沢山の両生類が生息していたと思われる手稲山麓で、今どれ位のカエルが残っていて、それはどんな条件のところなのか、手分けして調べてみようと第1回カエルの卵ソンを開催しました。データを収集し、毎年調べたりもっと色々な情報も集めたりしてそれを地図に落としてみたり、沢山考えています。
だってやっぱり自分達の暮らしている地域にどれだけのカエルがどんなところで卵を産んでどこへ帰っていくのかを、知っておきたいですよね。カエルに限らず、この地域の生きものの事もっと知りたいし、自慢したいし。
今回はざりがに探偵団の斉藤和範さんを講師にお招きしてお話を聞いた後2グループに分かれて手分けして、調査&卵探し開始!星置方面グループと前田方面グループです。3~4箇所くらいずつ見てきました。
今回の結果や集計した情報はホームページなどで今後見られるようにします。
調査、カエル卵さがしの様子。
今回は例えば水温・気温・水場の周りの様子、木はどんなものが多いか、近くに林はあるか、水は湧き水か水溜りか、池や沼の大きさなど細かく記録していきました。
なるほど、近くの木の種類や樹径の大きさによってわかってしまう事がこんなにあるなんて、驚きだし面白い!
カエル釣れた様子。
これで。
う~ん・・・大丈夫か?カエルさん。
サンショウウオの卵もありました。
午後からは調べてきたことをまとめて発表して、記録しました。これを更にまとめたものを皆さんに後日公表したいと思っています。
斉藤さんのお話は本当に面白くて興味深く、聞き入ってしまいました。カエルって卵を産みに来る場所と生活する場所が違うという話や昔の地形図と今のを比べてみると生きものが生息している理由がわかったりする。
卵は水の中に産み落とされて水分を吸ってぶよぶよとふくらんでいくとか。
そういえば、最後に行ったカエル池でこんなのを見ました。
木の枝に、卵がのっていて、
その下にも卵が落ちていました。
枝の下に落ちていたものはゼリー状のものがあまりついていなくて、きっとカエルが鳥に襲われて産み落としてしまったものと思われるのですが、それは多分水の中じゃないからあまり膨らんでいないのではないかと言う事でした。
ちなみに斉藤さんのお話では、カエルを襲ったのは多分ヤマセミではないかと言う事でした。ヤマセミは捕った魚などを木の枝などにたたきつける習慣があるそうで、今回もそうやってたたきつけた時に卵が産み落とされたのではないかというお話でした。
水芭蕉が春を真っ先に連れて来てくれます。
少し前まであんなに雪があったのに、もうコブシやエゾエンゴサク、イチゲなどが咲きはじめ春の勢いを本当に感じる季節になってきました。新しい生命を感じるこの季節はやっぱり気持ちがいいですね。
まだ枯れた草の上を歩いていても、ねずみの巣の痕跡があったり、踏みしめるとクモや小さい虫がさわさわと出てきたり、この間は耳のそばをぶーん!と物凄い羽音をたてて何かは見えませんでしたが虫が飛んでいきました。その大きな強い音にかなりびっくりしたと同時に、躍動感あふれる生きる力を感じました。
楽しい季節になってきて嬉しく思っている今日この頃でした。
今期、初カメムシ。
2011.3.19 手稲さと川探検隊スペシャル~まとめの会~手稲山で樹液採取 [活動報告]
手稲コミュニティーセンターで第1回目の「まとめの会」を行いました。
いつも参加してくれている会員の子ども達に修了書を渡して感謝の気持ちを伝えたいと言うことで開催しました。
題して「手稲さと川探検隊スペシャル」。
今回は手稲山の稲雲の森に樹液採取のため1週間前からダディ沼田さんが何度も足を運んでくれました。
予め取れたものに関してはすぐに煮詰めないと樹本来の風味や味が落ちると聞き、徹夜で煮詰めてくれたりしてこの日の段階で少し出来上がっていました。
今日はこれでおやつのホットケーキにつけて食べてみます。今日の採取分も時間内に煮詰めてみようと言うことで、早速みんなで森へ。
溜まってます。
舐めてみましたが、更に一週間前より甘みが落ちているように感じました。それでもかなりの量が取れてよかった。説明を受けながら、新たに設置もしてきました。あとで報告がありまして、このとき設置た分はやはり量がかなり減ってほとんど取れなかったようです。時期が本当にあるんですね。樹の太さや気温とか日当たりとか色々な条件があるようです。
コミュニティーセンターに戻って、煮詰めてみました。
甘くて美味しいメープルシロップになりました。みんなでホットケーキにつけて食べました。美味しかったです。
戻ってから、ゲームでアイスブレイク。おとな対子どもで対決。
子どもチーム最年長ぎりぎりの二人。参加してくれてありがとう~。二人はそれぞれ春からは別々の道を歩き始め札幌からも離れてしまいますが、時々帰ってきたらさと川の活動に参加してくれると言ってくれました。子ども達にも大人気なので是非待っています!
そしてひとりずつ自己紹介。好きな生きものや自分の特技やすきな所など。意外と知らなかったこともあったりして楽しかったです。
最後に代表から子ども達に修了書の授与。ひとりひとりに手渡しで。
その間1年間の活動スライドショーや姫田さん監修かたつむりの生態についてのスライドなどもみました。
いつも定期的に参加してくれている会員の皆さん、時々参加してくれる皆さん、そしてこのブログを覗いて下さっている皆様、本当にありがとうございます。
いつも活動のたびに、子ども達がいきいきしている姿を見るのが楽しみで、またそんな子ども達と一緒に話したり遊んだりするのがまた楽しくて、そうしてそんな子ども達を見守るおとな達の優しい眼差しがまた大好きで、そんなさと川の活動に関わっている事を幸せに思いながらいつもいます。
今年は出来るだけ新しい企画にも挑戦したり、今まで繰り返してきたことをもっと極めたりしたいと思っています。でも一番は、参加する皆さんが楽しんでくれることだと思っていますし、さと川探検隊らしさを失わないよう取り組んでいくことでもあるような気がしています。今までずーっとさと川に参加してきてくれた皆さんがやっぱりいいなと思ってもらえる様な、原点を感じてもらえる様な、そして子どもが成長してもおとなだけで参加してみようかなと思えるような、そんなさと川探検隊を目指して頑張ります!
楽しみにしていてくださいね!
これからも宜しくお願い致します。
2011.2.19/20手稲山麓さとmoriあそびイグルー作りとスノーキャンドル~パラダイスヒュッテ [活動報告]
またまたやってきました。パラダイスヒュッテ。今回はイグルー作りとスノーキャンドルで手稲山麓を幻想的に浮かび上がらせたい!青空の下中身の濃~い2日間が始まりました。参加人数は25名。楽しみ楽しみ
イグルー作りは隊長姫ちゃんのもと、雪の踏み込み、切りだしや積み上げ、それぞれの役割分担で着々と進みました。誰が最後に出てくるのかが楽しみなんですよね。やっぱり中からもブロックを固定したり作業があるので出来れば小回りがきくような感じが理想ですね。はい。
切り方にもコツがあり、でも手馴れています。
今回は平行して、スノーキャンドルも作りました。
暗くなってろうそくに火がついたらきれいだろうな~。絶対成功させたい!一心でいっぱい作りました。そんな様子をイメージしながら作るのって楽しい
このお二人はもう完全にイグルーの中に入ってしまっています。中での作業も結構大変ですが、長身のお二人大丈夫でしょうか・・
もう出られません・・
そうこうしてる間にどんどんつみあがっていきます。早い早い。もう手しか見えません。
そして完成間近。無事に出てこれるのでしょうか・・?
でてきました~。お疲れ様でした!良かったー!
完成
イグルー内部
中から見たところ
そうそう焚き火もしたんです~。冬の焚き火もいいですよね。心が安らぎます。
それとさと川カメラマン くーにゃんです。かっこいー!このブログのほとんどが彼の撮った写真です。
キャンドル作りもしました。一杯風船用意してスノーキャンドルと一緒にこちらも点灯させる予定。
簡単だから小さな子でも出来ます。今回外だったので、風と気温との戦い。室内でも、ろうの温度が上がりすぎて爆発することが多々ありますが、今回はひび割れが多発。何度もじっくり着けたり上げたりして工夫しました。
だからなかなか素敵に出来たんです。
そして日が暮れてきてそろそろ点灯。どんな感じだったかというと・・・
きれいでした~。
遠くから見ても素晴らしい!
点灯の様子はスノーキャンドル2011実行委員会HPでも紹介されています。
http://park.geocities.jp/sapporo_candl/
こちらは食事担当のG菜摘子さんとYかおりさんの鹿肉シチュー。
下ごしらえの段階でこれはもう絶対に美味しいとわかる究極レシピ。
全員でいただきマース
美味しかったです!
夜はYかおりさんが読み聞かせをしてくれました。
そして夜もふけ・・
次の日またまた快晴!
ソリあそびも最高にきもちいい!
朝ですが、牛乳パックでホットドックでした。子どもも大好き!G菜摘子さん準備ありがとうございます。
2011.1.9 雪の林には何がいるかな~スノーシューで生きもの探し&クラフト [活動報告]
あんなに降らない降らないと言っていた雪。今回の活動には積もってさらさらの雪が不可欠だったため年が明けてからというもの毎日積雪を悲願していました。それが突然どっかりと積もってもう充分な位に降って、そろそろ外での活動に支障がでるので止んでもいいなと思っていたのですがなかなか止まず、結局軽く吹雪模様の活動当日を迎えました。それでも雪質はさらさらのパウダースノーできらきらと日の光に照らされて輝き、本当に林の中も気持ちが良かったです。林の中で後藤さんがアイスブレイクをやってくれましたが、ストレッチのように息を大きく吸い込んだり体をぐーっと伸ばしたりすることは気持ちが良いですね。雪の中っていうのもまた良かったです。ちょっと隣の木を意識してやってみました。木の存在やほのかな香りを感じながら五感を研ぎ澄ませて見る事もまた面白いものですね。森林療法を積極的に取り入れようと勉強されている後藤さんのこれからの活躍にも期待しています!
まず、今回は手稲コミュニティーセンターで北大農学院 環境資源学専攻の勝又聖乃さんにモモンガの生態や樹洞を利用する森のその他の生き物について等研究内容を短い時間でしたがわかりやすくお話していただきました。実際に観察のために仕掛けておいたカメラで撮影されたモモンガの写真が興味深く子ども達もリス、ゴジュウカラ、八チ等が繰り返し同じ樹洞を利用する事を知って楽しかったと思います。勝又さん、貴重なお話をありがとうございました。
その後実際に手稲山の林にスノーシューで歩き入山です。
早速見つけました。森のマンション樹洞です。その付近になにか動物の手がかりがないか、観察しながら歩きます。スノーシューならどこへでもいけちゃいますね。ずんずん進みます。
蜂の巣がありました。
キツツキがあけた穴
中の様子
鹿が食べた跡
鹿が食べた笹
林の中のソリすべりは最高です!
くぅにゃん?
後藤菜摘っちゃん、ナイス。
やっぱり、この時期じゃないと出来ないことって貴重ですよね。山の中の雪山だから雪まみれになれるんですよね。滑っても見てても楽しい~。
午後からは手稲コミュニティーセンターへ戻って、クラフトをやりました。
今回は森のリースと羊毛のクマゲラ作り。初めて羊毛をやる人も何度かやったことのある人もみんな夢中で作りました。思ったより皆さん上手で驚きました。完成度はかなり高かったです!
今回なぜクマゲラなのか?と言う質問があったのですが、まずクマゲラは手稲の山でも暮らしている鳥です。天然記念物なんですね。貴重です。なかなか姿を見られないのも魅力です。昔アイヌの暮らしの中では、クマの居場所を教えたりする道案内をする神とされていたそうです。素晴らしいです。
そして、よく羊毛体験などで皆さんが作るのは羊とか犬とかうさぎとかそのあたりが多いと思うのですが、さと川ではありきたりではない物をやってみたかったのです。鳥を作るのは本来は難しいし時間もかかります。色がなかなか複雑なんですね。そんな中クマゲラは黒一色で目が特徴です。目が、描いたような面白い形をしていて赤い帽子をちょこんと乗せていてこっけいですが愛らしい。簡単に可愛いクマゲラが作れるのではと思いチャレンジして見ました。
これからも、他とは一味違うさと川らしいものに挑戦していきたいと思っています!
・・・という説明を用意していたのに言い忘れてしましました。この場でご理解いただけたらと思っています。
どんぐりのペンダントにしたんだよね。
愉太君、黙々と作っていました。その甲斐あって素晴らしい出来!
花音ちゃん、丸くて可愛いクマゲラ。女の子ですね~。
ねおすの恵巳さん。外遊びのプロもクラフトいけてました!
南奈ちゃん、上手!
初参加のりょう平君、外遊びもクラフトも楽しんでくれていました。
初参加の岳寛君、まっくろくろすけにかけてましたね。センスあります。
そして森のリースですがこちらは個々の個性や性格がすっかり浮き出た作品になって見比べるのが楽しかったですね。
皆さんの出来が本当に素晴らしかったです。同じ材料を使ってもこんなに違うものができるのかと驚きました。
今回使用したツルは主にコクワ(サルナシ)です。もっとブドウもあったらよかったですね。
コクワ(サルナシ)
可愛らしさ引き立つかおり幹事長のリース。
姫ちゃんの写真フレーム型リース。奥さんメグへのプレゼント??!
繊細なダディ沼田さんの作品。
菜摘ちゃんはいつもながらユニークです!
さっき取ってきた蜂の巣、食べちゃう?!
これが最初に入山前に木についていた巣。
楽しい一日でした。
北海道から発信している木育を広めたいと思っています。さと川の活動は木育そのもの。なのでその一歩先をもう少し進んで色々な面白い!とみんなが感じてくれるような沢山の事をもっとやっていきたいと思っています。
木育とは「木とふれあい、木に学び、木と生きる」です!
今日は全部やりましたね!